「投資を初めてみたいが、全くの素人なので何をすれば良いか分からない...」
「自分で株やFXをするのは怖いので、とりあえず"投資信託"を買えば良いのかな?でも、どの投資信託を買えば良いか、分からない...」
「大きなリスクは取りたくないが、銀行に預けておいて全く増えないというのも嫌だ。無難に増えるような、そんな商品はないものか...」

資産運用に関するアドバイザリー業務をしていると、こんな問い合わせをよく受けます。要約すると、「運用のことはさっぱり分からないけど、危なくない良い感じの投資先を教えて下さい」という依頼です。

 

ある程度以上のまとまった資金がある方にはヘッジファンド等おすすめすることもありますが、数十万円から数百万円程度の場合、資金不足から、「投資信託」を勧めることになります。

 

今回紹介する、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』という商品は、そういった全くの投資初心者に私がオススメしている商品です。

 

2017年に設立されたこの投信(ファンド)は、割と誰にでもお勧めできる、数少ない投資信託の1つです。これまで日本に存在する無数の投資信託を片っ端から漁ってきましたが、「珍しく良い商品が出てきたな」と感じました。

 

さて、今回は投資の初心者に向けて、この『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』が、なぜ "取り敢えずの投資先"として優秀なのか、をできるだけわかりやすく解説していきます。

 

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

どんな投資信託なのか

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの基本情報

  • 名称:楽天・全世界株式インデックス・ファンド 愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)
  • 投資対象地域:内外
  • 投資対象資産(収益の源泉):株式
  • 決算頻度:年1回
  • 投資対象地域:グローバル(日本を含む)
  • 投資形態:ファミリー ファンド
  • 為替ヘッジ:なし
  • 対象インデック:その他(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)
  • 購入時手数料:なし
  • 信託財産留保額:なし
  • 運用管理費用(信託報酬):年0.222%(税込)程度

出典:投資信託説明書(交付目論見書)|楽天・全世界株式インデックス・ファンド 
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_P.pdf

 

この投資信託は、「世界中の株式に投資する」という投資信託です。

この投資信託で自分の資金を運用すると、世界中の株式の平均価格が上がればあなたの資産も増えますし、逆に平均価格が下がればあなたの資産は減ります。

 

投資信託は、それぞれに「テーマ」が決まっています。

このサイトでもいくつも紹介していますが、たとえば「インドの株に投資する」「ロボット関係の株に投資する」というような大まかな戦略が決まっています。インド株やロボット株、と聞くと上がりそうなイメージがありますね。実際、上がるときはものすごい勢いで価格が上がります。

 

一方で、下がるときの勢いもスゴイので注意が必要です。

極端な話、1年間で預け入れていた資産が半分になってしまった、というような事態も起こりかねません。こういった価格変動のことを「ボラティリティ」と呼びますが、ニッチな(特定の、狭い)テーマに絞った投資信託はボラティリティが高くなる傾向にあります。

 

その点、世界中の株式の平均価格にはそこまで大きなボラティリティがありません。投資の対象を、特定の企業や業界に絞るより、幅広く投資した方が、値動きが安定することは容易に想像できるでしょう。

世界中の株は、多少の上下はあれど、少しずつ少しずつ成長していく傾向にあると言われています。つまり、長期で見ると得をする可能性が高く、何も知識がないけどもどこかには投資したいという人には比較的マッチする戦略なのです。

 

「世界中の株式に投資する」とは

「世界中の株に投資する」というのは、どういうことなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

 

まず、全世界の株式市場の動向を示す、「指数(インデックス)」というものが存在します。

最も有名なものは、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」ですが、この指数を見ることで、全世界の株式市場がどんな推移を示しているかというのがザックリと分かるようになっています。

この数字を算出しているのはFTSEという会社ですが、彼らはアメリカや日本など47の国から様々な株をピックアップし、毎日そこから基準となる数値を算出しています。

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』はこの"指数"に連動するように運用されます。

 

どうやって世界株式の指数に連動させるのか

この指数に連動させるために、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は世界中の株を買いまくっているわけではありません彼らは、「世界中の株を買いまくっているある"ファンド"」へと投資しているのです。

 

このように、投資信託の中には、直接株へと投資せずに、他のファンドに投資し間接的に運用しているパターンが少なくありません。

こういった形態を、「ファミリーファンド形式」と呼びますが、楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、以下のような構造になっています。

出典:投資信託説明書(交付目論見書)|楽天・全世界株式インデックス・ファンド 
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_P.pdf

 

ファミリーファンド形式の利点と問題点

ファミリーファンド形式の利点は、手間の削減にあります。

例えばあなたが『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』をすっ飛ばして、上図一番右の『バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF』を直接買おうとすると、どうでしょうか。

 

このファンドはドルでしか買えないので、このファンドを買うために日本円をドルに換金しなければいけないですし、海外の会社と手続きをしないとならないので色々と面倒が発生します。そもそもドルへ換金する際にも手数料が発生します。

 

こういった様々な手間を削減し、日本での簡単なやりとりで完結しながら世界へと投資することを実現するため、「ファミリーファンド」という形式が採用されます。

 

一方で、ファミリーファンド形式には「多重手数料」という問題があります。複数のファンドを経由することで、それぞれのファンドに手数料を取られてしまうのです。

 

つまり、投資家であるあなたは、世界中の株式へと投資をするために、関係する全てのファンド(本投資信託では、上図で示された3つのファンド)に対して手数料支払わないといけないのです。
※厳密には、真ん中のマザーファンドは信託報酬をとっていませんが。

 

このような関節的な手数料は、なかなか投資家の見えないため、投資の効率性の本質を見落としてしまうことになりかねません。投信で運用するときには、そのスキーム(仕組み)もきちんと整理して把握するようにしましょう。

 

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの手数料

さて、このようにファミリーファンド形式にはなっているものの、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の手数料はそれほど高くありません。

購入時手数料もありませんし、投資家が継続的に支払う手数料である「運用管理費用(信託報酬)」も、組み入れている全てのファンドを合わせても、年0.25%以下となっています。

似たようなインデックスファンドの中でも、非常に安いレベルで抑えられてると言えるでしょう。

 

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、どんな人におすすめできるのか

投資初心者

まずはじめに、「投資初心者」におすすめできます。どこに投資していいか全く分からないのであれば、とりあえず全世界の株式に分散して投資してみるのは一つの手段です。

世界の経済は成長する、経済の成長に伴い株式市場も成長する。この流れを信じて運用することは、長い目で見れば、概ね間違いではないでしょう。

 

長期投資を考えている・運用に手間をかけたくない

「一度買って、その後はほったらかしにして持っていたい」という方にもおすすめできます。

反対に短気での売買に向く商品ではありません。全世界の株式市場は成長すると言いましたが、これはあくまで長期での話であり、短気的には上下するのが経済です。

 

例えば、この1年に限って言えば、この全世界株式の指数は殆ど横ばいか、やや下がっています。

出典:月次レポート 2019年9月|楽天・全世界株式インデックス・ファンド
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_M201909.pdf

このように、「原則として成長していくはずだ」というものに投資するのであれば、基本は長期投資です。2,3年でも足りません、10年単位で考えるようにしましょう。

 

投資金額が小額(1万円~200万円)

投資信託で投資することのメリットに、小額からスタートできることが。『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』も、1万円程度から購入することが可能です。

 

一方で、元手が500万円、1,000万円とある場合には、高額からしかスタートできない金融商品(ヘッジファンド、ファンドラップなど)も視野に入れるようにしましょう。安かろう悪かろうの投資信託に比べて良い運用が期待できる場合もあるので、要検討です。

投資信託に限らず、優良な投資先を以下のページでも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

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