皆さんはチャーリー・マンガーという投資家をご存知でしょうか。

投資事業を次々と成功させ、ウォーレンバフェット率いるバークシャー・ハサウェイの副会長を務め、バフェットのパートナーとして活躍している人物です。

今回はそんなチャーリー・マンガーの残した金言を7つご紹介します。

 

『自分が何を知らないかを認識すれば、知恵が生まれる』

人は学ぶことによって、自分がほとんど何も知らないという事に気付けるようになります。

マンガーの投資に対する考えでは「能力の輪」というものがあります。

能力の輪の内側にあるものは、自分が良く知っているもの、能力の輪の外側にあるものはよく知らないものです。

バフェットも言っていますが、投資では自分の良く知っている企業にのみ投資をすべきです。

 

しかし、大切なのはこの能力の輪を広げる努力です。

自分が知らないとうことを認識した上で、それを知ろうとする努力によって知恵が生まれるのです。

マンガーも長い投資人生の中で、電力会社、新聞、新聞社、テレビ局、保険会社、工具メーカーなど幅広い投資を行ってきました。

知らないものを理解しようとする努力が重要です。

 

『分散投資をありがたがるとは、気が違っているとしか思えない』

分散投資はよく証券会社や銀行などの金融機関で勧められる方法です。

昨今では分散投資の代表格であるインデックス投資が人気となっており、広く分散投資をするロボアドバイザーも人気です。

分散投資は確かに大失敗を回避する方法ではありますが、同時に投資で成功する事も回避してしまう方法でもあります。

 

仮に50銘柄以上のポートフォリオを組んだとすると成功する株もあれば失敗する株もあります。

分散投資は、リスクを取って成功を狙うのではなく平均で良しとする投資手法なのです。

そんな方法で大きく利益を出せるわけがありません。

マンガーは本当にすばらしい成長性を秘めている企業を合理的な価格で買えるなら10銘柄以下で十分だとしています。

仮にその内の1社が事業に失敗したとしても長期的に見れば、他の企業で十分に挽回し素晴らしい成績を残すことが出来ます。

 

『みなの真似をしていたら、平凡から抜け出すことは出来ない』

インデックスファンドに投資をするというのは平均で良しとする考え方です。

平均に勝つことが出来なければ投資の世界では負けと同じです。

インデックスファンドを保有しながら弱気相場を迎えてしまったならばその損失を取り戻すのに非常に長い年月を要するでしょう。

みなが売っている時にこそ買う。

群衆から抜け出すことが、難しいけれど必須の行動です。

 

『良いアイディアはめったにない。勝算が高いと思ったら、大きく賭けるべきだ』

素晴らしい投資のチャンスがあったとしても一般の人は少ししか投資をしようとしません。

それでは大きく利益を積み上げる事は出来ないのです。

マクロ経済が混乱し株価が下落していると一般の人は弱気になります。

しかし、成長性が見込める素晴らしい企業に投資をしているのであれば、市場の暴落というのはむしろ投資機会なのです。

一時的な株価の下落というのはいずれ是正されフェアな株価に戻る。

投資すべきチャンスに大きく賭けられるか。それが投資の成否を分けます。

 

『「手っ取り早く金持ちになりたい」という欲望は非常に危険である』

手っ取り早く利益を上げようとすると、資産価格の短期的な変化に対して売買を行わなければならないため危険です。

短期的な価格の変化というのは、その企業の収益性や資産価値などとは違う要因で動いてしまいます。

そういった短期的な変動に影響を及ぼす情報は、自分以外の多くの市場参加者も保有しており、むしろ自分よりも詳しいと考えるべきです。

 

また、短期的な小さな価格変動から大きな利益を出すためには借入金を使う必要があります。

レバレッジをかけて取引をする事は、大きく利益を上げる可能性もありますが、大損し市場から撤退させられる可能性も大いにあります。

マンガーもかつてはレバレッジをかけた取引を行ったことがありますが、投資を学ぶにつれて避けるべきだとの立場をとっています。

 

『私が成功できたのは集中力が長く持続するからである』

投資の世界では忍耐力が大きな武器となります。

これは、保有している株が上昇するまで保有し続けるという意味の忍耐ではありません。

素晴らしい企業の株が割安価格になるまで集中力を切らさずに待ち続けるという意味です。

投資ではどんなに素晴らしい企業の株でも安いタイミングで買わなければ成功はありません。

しかし、いつ安くなるのかは誰にも分かりません。

株価下落のタイミングをじっと待ち続けられるかどうかの忍耐力が重要なのです。

90年代後半にインターネットバブルが起こった時も、マンガーは投資の機会をじっと待ち続け、魅力的な株を見つけ投資を再開したのは2003年になってからでした。

 

『人生はある意味でポーカーゲームのようなものである。お気に入りの手札を持っていても、時には降りることを学ばなければならない』

これはマンガーが住宅ローン会社の連邦住宅金融抵当公庫(フレディマック)での経験から得た教訓です。

1980年代、バークシャー・ハサウェイが投資を開始したとき、フレディマックはとても堅実で手堅い運用を行い確実に利益を上げていました。

しかし、年月が経過するにつれて政府系金融機関という立場を利用して、経営者は新しい事業を展開しました。

それは、短期資金を借り入れ長期的に貸し出すというリーマンショックを引き起こした方法と同じモデルです。

リスクの増加と経営姿勢の変化を感じ取ったバークシャー・ハサウェイはお気に入りの資産であったフレディマックを1999年に売却するという決断を下しました。

その後、2008年にフレディマックは破産し、経営陣は解雇される結果となりました。

投資では、持ち続けるとき、変化を認めなければならないとき、立ち去るべきとき、が重要です。

 

 

実際に成功している投資家の言葉からは数多くのことが学べます。

やはり重みが違いますね。

ぜひ先駆者の金言を参考にしてみて下さい。

 

おすすめの記事