インデックスファンドはマーケット選定が鍵

2018年のFund of the Year(ファンドオブザイヤー)が発表され、やはりインデックスファンドが上位を占める結果となりました。

米中の関係に陰りが見えるなど、世界経済全体の先行きが不安になっている昨今の市況では、中長期的な視点で少しずつでも確実な成長が期待できる「市場(マーケット)」に投資するインデックスファンドに人気が集まるのも当然の結果と言えるでしょう。

 

インデックスファンドで運用する際に重要になってくるのが、「どの指標(市場/マーケット)に連動するファンドに投資するのか」という、指標選びです。より成長している国や地域に投資することができれば、それを指標にしたインデックスファンドはより大きな利益を得ることができます。

2018年のランキングでは、「先進国」や「全世界」が人気でしたが、これらに加えて今後さらなる成長が期待できる市場として、今回は新興国について考えてみたいと思います。

新興国は急激な成長の可能性があり、大きな利益が期待できる一方で、特有のリスクもあります。本当に投資する価値があるのか、また具体的な投資先についても紐解いていきましょう。

 

新興国は大きな成長が期待できる

新興国に大きな成長の可能性があるのは、皆さんご存知の通りです。世界的な投資銀行であるJ.P.Morganも新興国の投資魅力を高く評価しており、わざわざ特設ページまで設けて解説しています。

  • 関連ページ:もっと知りたい!新興国|JPモルガン・アセット・マネジメント https://www.jpmorganasset.co.jp/jpec/ja/promotion/motto_em/motto_em_index.html
J.P.Morganとは
ニューヨークに本社を置く世界的な投資銀行の1つであり、世界の銀行時価総額ランキング1位、世界の金融機関ブランド価値ランキングでも2位の評価を獲得するなど、名実ともに世界一の金融機関の一つです。
参考:J.P.モルガン・アセット・マネジメントのご紹介 | J.P.モルガン・アセット・マネジメント https://www.jpmorganasset.co.jp/wps/portal/Corporate/About/Index

 

「新興国」と聞くと、アメリカのような大国/先進国の影に隠れた小さな国々、経済的にも影響が小さいと感じてしまう人もいるかもしれませんが、その数は圧倒的に多く、世界の人口の約90%、土地面積の約80%は新興国のものです。また、GDPも世界全体の約40%を占め、決して小さくはありません。

 

新興国を考える上で最も重要なのは、その経済成長率の高さです。以下のグラフを見てもわかる通り、近年20年において、確実に新興国のGDP成長率が先進国を上回っています。

出典:新興国の魅力|もっと知りたい!新興国|JPモルガン・アセット・マネジメント
https://www.jpmorganasset.co.jp/jpec/ja/promotion/motto_em/theme/theme_index.html

 

単年で見ると、2.3%と5.3%とわずかな差に思えますが、中長期で見るとその差は非常に大きくなります。上のグラフを積み上げて比較してみましょう。

1999年時点を100として比較すると、2018年時点の先進国のGDPが144なのに対し、新興国は305まで伸びています。その差は約2倍です。

また、その後10年も予測通り、先進国の成長率=2.3%、新興国の成長率=5.3%で推移したとすると、2030年には、その差は3倍にまで拡がります。

これほどまでに先進国と新興国の成長の差=期待収益の差は大きいのです。

 

為替リスクには要注意

このように大きな成長が期待できる新興国ですが、手放しに儲けが期待できるかというとそうではありません。新興国投資には、新興国ならではとも言える為替リスクが伴います。

新興国の通貨は、大きく為替が変動する可能性があり、急成長に合わせてインフレがいきすぎてしまうと、経済の成長以上に為替による資産の減少を招いてしまう可能性もあります。

 

為替リスクについては、「為替ヘッジ」で対応する方法もあるので、新興国に限らず海外に投資する場合は十分に注意するようにしましょう。もちろん先進国の場合は円安によってさらなる利益が得られる可能性もあります。為替のリスクについては、『為替ヘッジはあり?なし?海外投資信託の選び方』で詳しく解説しているので、是非合わせてご一読ください。

     

    新興国に投資するおすすめファンド3選

    野村インド株投資

    インドは、新興国の中でも最も有名な国の一つでしょう。「新興国投資」と聞いて、真っ先にインドが思い浮かぶ人も少なくないと思います。実際に、その成長率は高く、このファンドも設定来の約13年で約3.7倍(+267.6%=年利+10%)という非常に高い実績を残しています。

    また、インドの成長が著しいだけでなく、このファンドはベンチマークとしてる指標(MSCIインド・インデックス)以上のパフォーマンスを残している点も高く評価できます。その点においては、インドのみならず"このファンド(投信)"の実力も優れていると考えて良いでしょう。

    詳しくは以下のページでも解説しているので、興味のある人は是非合わせてご一読ください。

     

    メキシコ株式ファンド

    メキシコ株式ファンドはその名の通りメキシコに投資する投資信託です。メキシコは2018年の新興国魅力度ランキングで1位に来るなど、今後の成長が最も期待ができる国の一つと考えて良いでしょう。

    2025~2030年にかけて最盛期を迎えるとも言われており、短期的に見て最も注目するべきファンドの一つです。為替リスクには注意する必要がありますが、注目しておいて損はありません。

     

    フロンティアキャピタル

    フロンティアキャピタルは、先述の2つのように特定の国(のETF)をベンチマークにしたインデックスファンドではなく、新興国へ投資するアクティブファンドです。

    このファンドは、新興国に直接のコネクションを持ち、現地での実地調査も含めて専門性を持って投資するため、市場の成長以上のリターンが期待できると考えて良いでしょう(この辺は、一般的なアクティブファンドと同様です)。

    とはいえ、そもそも成長著しい新興国に投資しているため、かなり高いリターンが期待できます。また、新興国投資の最大のハードルとして考えられる「中長期での安定した運用が難しい」という点も、アクティブファンドであれば、ある程度解決されると期待できます。

    詳しくは『フロンティア・キャピタルの評判は?新興国ファンドを徹底解剖』で解説しているので、是非参考にしてみてください。

     

    当サイトでは、新興国に限らず様々なおすすめのファンドを紹介しています。興味のある人は是非参考にしてみてください。

    ▼おすすめファンドランキングはこちら▼

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