投資で大儲けした話は良く聞きます。

確かに巷には、「株で100万円が1億円になった」とか「資金が10倍になった」などと景気のいい話が溢れています。

 

ですが、反対に投資で失敗した例も数多くあります。

「1,000万が500万円になってしまった・・・」
「株が急落して塩漬けにするしかない・・・」

今回は投資で失敗しないための心構えについて考えていきたいと思います。

 

投資に必要な3つの心構え

投資は決してラクではない

まずはじめに、投資はラクではないという大前提をきちんと理解しておきましょう。

「1クリックで株を売買」
「不動産を買ったら、あとは不労所得が勝手に入ってくる」

と、投資は"ラクしてお金を儲ける"ものだと思っている人がいるようですが、決してそんなことはありません。

 

例えば、不動産投資を例に考えてみましょう。

不動産オーナーとしてしなければいけないことは、ざっと考えるだけでもこれだけ挙げられます。

(入居者管理)

  • 賃料設定
  • 入居者募集
  • 審査
  • 契約
  • 入出金管理
  • 問い合わせ対応
  • 更新・賃料改定
  • 解約

(建物管理)

  • 共用部分の清掃・管理
  • 室内の修繕や設備の修理
  • 長期修繕計画
  • 原状回復

参考:不動産投資、資産運用情報メディアのエステムマガジン
https://estem-group.com/rent/209/

 

もちろんラクではないのは、不動産投資だけに限りません。

株式投資においても、投資先の企業を調査・研究し、業績と株価の関係を考え、投資に値するかを判断する必要があります。株を買った後も、株価をウォッチし、経済ニュースを追いかけ、状況に応じて適切な処置をほどこさなければいけません。

 

株にしろ不動産にしろ、投資にはそれ相応の労力が伴います。

お金を稼ぐのは簡単なことではないのです。

 

確かに会社勤めと比べると、自由に時間を使うことができるかもしれまんせん。

また、時間をかけなくても利益が出ることもある"かもしれません"。

 

何も考えずに適当に買った株が、大きく値上がりするかもしれません。

ギャンブル的に一発当たる可能性があるため、ラクして儲かるイメージを持ってしまっている人もいるようですが、より確実に少しでも着実に資産を積み上げていくためには、相応の労力をかける必要があります。

 

さらに言えば、金融なり不動産なりの専門的な知識も必要になってきます。

投資で資産を築くことは、決してラクなことではないと肝に銘じておきましょう。

 

"事前"の調査こそ重要

株を買ってから値動きに振り回されて焦る人がいます。

「値上がりした!!利確しようか、さらに上昇とトレンドに乗って買い増ししようか!?」
「値下がりした、、損切りしないといけないのかな、むしろ買い増しする方がいいのか、、、」

と、株価の上下に合わせて、後からどうすればよいのかを考えている人がいるのです。

 

ですが、この流れで行動することは間違っています。

 

株式投資で重要なのは、「買う前」にしっかりと調べて考えることです。

その投資が成功するか失敗するかは、買う瞬間(買う前)にはほぼ決まっているのです。

 

事前に調査を行いどういった投資プランを組むのか考える必要があります。

「いくらまで値上がりしたら利確するのか」
「いくらまで値下がりしたら損切りするのか」
「その根拠は何なのか」

 

株を購入する前に出来るだけ調べ尽くすべきです。

 

これは不動産投資も同様です。

入居者に合わせて、家賃の値下げを考えたり、リフォームを検討したりするのではなく、きちんと市場調査し、入居率を計算し、運用計画を立てることが重要です。

 

予めしっかりとした計画を立てることで、資産運用はより安定したものになります。

むしろ、買った後は、「果報は寝て待て」の精神で、計画に則って完遂することが重要です。

むやみに一喜一憂し、目先の行動に振り回されないようにしましょう。

 

ノーリスクでは儲からない

最後にとても大切なことを言います。

投資で失敗する可能性をゼロにはできません。

 

必ず成功するビジネスがありますか?

そんなものはないですよね。

 

投資も同じです。絶対に失敗しない投資なんてありません。

失敗する可能性があるからこそ成功する可能性も生まれるのです。

 

そのため、それなりの利益を得ようと思ったら元本保証の運用なんて有り得ません。

世の中にはそういった投資商品があふれていますが、それらはほとんど詐欺と言っていいでしょう。

まともにビジネスをする気がないから、元本保証で高利回りを謳うのです。こういった悪質な商品には騙されないようにしなければなりません。

 

まっとうな投資であれば、必ず損が出る可能性もあり得ます。

だからこそ、仮に損失が出たとしても納得できるくらい事前に調べつくさなければいけないのです。

 

「失敗する可能性もある」ということをきちんと肝に銘じて、事前調査から注力し、投資に臨むようにしましょう。

 

まとめ

今回の3箇条をまとめてみました。

  1. 投資は決してラクではない。それなりの知識や労力が求められる。
  2. "事前"の調査こそが重要。買う前には全てが決まっていると思う。
  3. 必ず損をするリスクはつきまとう。失敗しても後悔しないよう、きちんと研究し尽くす

 

これらのポイントをしっかりと肝に銘じておくことは非常に重要です。

完璧に遂行することは決して簡単ではありませんが、頭の片隅には残しておくようにしてください。

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