与沢翼とは

与沢翼氏をご存知でしょうか。


(ご本人Twitterアカウントより拝借)

一時期(2005年~2010年頃)、メディアなどにも度々登場し、その言動や発言などが度々話題になった人物です。特に彼は当時「秒速で1億円稼ぐ」などとも言われ、たくさんの注目を集めていました。

 

与沢氏は、当時人気のあったギャル系ファッションに目をつけ(ご本人も元々ホストをやられていた)、メンズ向けギャル系ファッションの通販サイトを立ち上げるなど、次々と事業を成功させ、莫大な富を得ました。

当時お金持ちのイメージの最先端だった六本木に住み、高級外車を乗り回し、ホストクラブやキャバクラのようなお店で、周りのお客の分の会計まで負担するなど、その散財っぷりも注目されていました。

また、自身を「ネオヒルズ族」などと呼称していたのを覚えている人もいるかと思います。

 

このようにその「稼ぎっぷり」に注目が集まっていた与沢氏ですが、2014年に自身が代表を務めていた会社が経営破綻し、一気に無一文にまで成り下がってしまいます。その後テレビなどからも姿を消してしまいました。

 

ネオヒルズ族からの転落...そして今は?

このように、大成功から一気に転落してしまった与沢氏についてその後〜現在を知る人は多くないでしょう。「一時期もてはやされて終わった」「ちょっと一山当てただけ」と一発屋のように思っている人もいるかもしれません。

 

確かに、一度、成功〜転落までを味わった与沢氏ですが、その後どうしているのでしょうか。

彼の現在の様子はTwitterなどで伺うことができます。

 

見るからに、またお金を持っていそうなことがわかりますね(笑)ちょっとTwitterを見ただけでも、マンションをいくつも保有し、高級外車に乗っていそうなことがわかります。現在はドバイやシンガポールを中心にいくつか拠点を構え、綺麗な奥様とかわいい息子さんと優雅な生活をされているようです。

たしかに、一度は経営破綻によって大きく転落したかもしれませんが、その後しっかりと復活し、前以上の成功を収めていると言ってよいでしょう。

 

与沢氏復活の背景とは - 事業家から投資家への転身 -

このように大復活を遂げた与沢氏ですが、現在はどのようにして再び「稼いで」いるのでしょうか。

 

一度全てを失った与沢氏は、はじめニコニコ動画のようなプラットフォームでの動画配信(ビジネスアドバイス)やセミナーのようなものを開催し、月額1,000円といった少額を稼ぎ直すところから再スタートします。

また、ネオヒルズ族時代に手にした、多くの宝飾品やブランド品などを売りさばくことで、3,000万円の原資(元手)を生み出しました。

 

その原資を元に、「投資(運用)」によってこれほどまでに大きな財を成したのです。

経営破綻後、一時は所持金が19円になったなどというエピソードもありますが、そこから復活を遂げ、現在では、なんと75億円もの資産を有していると言います(これはご本人がテレビ取材で語っていました)。

仮に、経営破綻直後、2014年のリスタートの元手を3,000万円とすると、わずか5年でそれを250倍にし、約75億円をまるまる稼いだと言ってよいかもしれません。

こうして見事に「事業家」から「投資家」に転身し、大復活を遂げました。

 

投資家「与沢翼」の運用方法とは

では、実際に与沢氏がどのように運用しているのかを見ていきたいと思います。

与沢氏は、その75億円の資産のうち、30億円を株やプライベートファンド45億円を不動産で運用していると言います。

数億円のマンションをいくつも購入しているのは、単に豪遊し贅沢な暮らしをするためだけでなく、資産運用の意味合いも兼ねていたのです。

 

与沢氏は、自身の株取引の内容(の一部)をTwitterで公開しています。興味のある人は、覗いてみると面白いかもしれません。

 

そして、残りの「ファンド」での運用ですが、与沢氏は、「シンガポール銀行(Bank of Singapore)」のプライベートバンクサービスを活用しているようです。

やはり、優秀な投資家である与沢氏でも、全ての資産を自力で運用するようなことはせず、資産管理/運用のプロである、プライベートファンドを活用しているようです。

 

与沢氏のように数億円のマンションをいくつも買って(それも海外に)運用するような不動産投資ができる人は決して多くないでしょう。与沢氏は「2億で買ったマンションが5億で売れちゃう」などと言っていましたが、そもそも2億円を用意するのが簡単ではありません。

シンガポール銀行のプライベートバンクも、最低5億円の現金を用意しなければ口座開設することができないので、こちらも一般の投資家にはほぼ縁のないものかもしれません。

 

しかし、不動産投資にせよ、プライベートファンドにせよ、与沢氏と同じものは無理でも、もう少し小規模なもので代替することができます。

特に日本国内に目を向けると、小型の投資用不動産や、個人向けのヘッジファンド(プライベートファンド)なども増えてきているので、検討する余地は十分にあります。一般人でも似たようなもので、手が届くものがあるのです。

 

なぜ、投資(資産運用)なのか

最後に、なぜ「資産運用」がこれほどまでに重要なのかを考えてみたいと思います。

 

1つは「稼ぎの幅が大きい」点にあります。

通常、働いて得られる収入を2倍にも3倍にもすることは決して簡単ではありません。年収800万円の人が年収1,000万円に+25%のランクアップをするだけでも相当な努力が必要になります。

また、仮に25%アップしたとしても、増え幅は25%のままです。

 

しかし、資産運用であれば、より大きな幅で資産を増やすことができます。年5%で運用すれば、10年で1.6倍、15年で2倍以上になるのが資産運用です。これは収入をアップさせることよりもはるかに大きな利益が期待できます。さらに、これを複利で転がせば、雪だるま式に増やしていくことも可能になります。

 

また、資産運用の場合、より大きな元手で始めることで得られるリターンも大きくなります。

元手が1万円しかなければ、100倍にしても100万円(+99万円の利益)にしかなりませんが、1,000万円の元手を運用して3倍にすることができればそれは3,000万円(+2,000万円の利益)にもなるのです。

ある程度の収入がある人や、年齢を重ねている人であれば、自身の収入以上の貯蓄はあって然るべきです(特に、日本人は貯蓄傾向が強いので)。まとまった資金があるのであれば、これを機に1,000万円単位での資産運用を検討してもよいかもしれません。

 

そしてもう一つ資産運用の大事なポイントに「働かずして、収入を得られる」というメリットがあります。

与沢氏は「75億円を5%で運用すれば、年3.8億、月3,000万円以上が"寝てても"入ってくる」と言っていました。これはかなり極端な例ですが、仮に資産運用によって運用額を1億円にまで到達させ、年5%で運用できれば年収500万円を労せず手にすることができます。

 

これは、特に高齢化が進んでいる日本において、重要な社会問題を解決する一つの答えと言ってもよいかもしれません。

退職後の高齢者にとって、資産運用のように労力を必要としない収入を作ることは、年金問題などもある中、長い老後を生き抜くためにもとても重要になってきます。

 

与沢氏も「僕の体に何かあったとき、働けなくなっても。投資で収入が得られれば妻や子供、家族を養うことができる」と、事業とは違う投資によって収入を得ることの価値について語っていました。

そのためにも早くから投資に触れ、資産運用をスタートさせることには、単に収入を得ること以上の価値があるのです。

 

与沢氏のケース(金額や規模感)をそのまま当てはめるのは難しいかもしれませんが、投資の手段・方法や考え方については、勉強になり、参考にできる部分も多くあります。

これを機に、資産運用の重要性や価値について考えてみてはいかがでしょうか。

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