「老後に備えて2,000万円の貯蓄」

金融庁の報告で話題になった内容ですね。残念ながら我々が老後に向けて貯蓄しなければならないのは事実です。

 

さらに、もっと言えば年金もあてにならない時代です。自分自身で資産を増やしていかなければなりません。

 

今まではあまり気にしていなかったけど・・・

一度投資に目を向けてみると世の中には色んな投資話がある事に気づくでしょう。

 

まっとうな会社が多いのですが、中には詐欺だったり、詐欺に近いようなことをやっている会社があるのも事実です。

 

今回はこれから資産運用を始めるあなたに。

どういった投資詐欺があるのか。一緒に学んでいきましょう。

 

高配当には注意しよう

ケフィア事業振興会

こちらは2018年に破たんした会社です。

 

「オーナー制度」という方式で、干し柿やジュースなどのオーナーになれば半年で10%の利回りがつくというものです。例えば、干し柿を10万分かったとすると、半年後に10万1千円で買い取ってもらえるわけです。

 

冷静に考えれば半年で10%の利回りなんてありえないですよね?ですが、実際にやってみてお金が返ってくると人間信用してしまう訳です。

 

そして徐々に投資額が増え、1,000万円や2,000万円といった大金を投入してしまう訳です。

 

小口で信用させてから一気にお金を奪う。詐欺の常套手段です。

 

実際の会社運営は、いわゆるポンジ・スキームと言われる方法です。

 

新規の方の出資金を既存顧客の配当に回し、その場をひたすらしのぎ続けるのです。当然、出資者みんなに元本を返せと言われたら使い込んでしまってるので返せません。

 

ですが、新規の投資家が集まり続ければある程度の期間は存続できるのです。

 

海外旅行やコンサートなどのイベントによるつなぎとめ

ケフィア事業振興会の被害総額は1,053億円と言われています。では、なぜこれだけ拡大するほど長続きしたのでしょうか?

 

それは、ケフィア側が頻繁に投資家と交流する機会を持ったからです。

 

  • シルク・ド・ソレイユの貸切イベント
  • 飛行機をチャーターしての海外旅行
  • コンサートや演劇に招待

 

こういったイベントをたくさん打つことで、投資家を信用させたわけです。

「これだけの事をしてくれる会社がまさか詐欺なわけがないだろう」

「こんなお金がかかりそうなイベントをやっているから会社は儲かっているはずだ」

 

みなさんも投資先を選ぶときに立派なオフィスや立派なパンフレットにだまされないように注意して下さい。

 

看板だけで信用しないようにしよう

「野村証券の元社員が投資詐欺の疑い」

これは、あくまで「疑い」の段階ですが各種ニュースに取り上げられています。

 

元社員は平成26年から野村証券に務めていたが平成28年に退職。

 

その後自身の会社を設立。野村證券の顧客を含む複数の投資家に架空の投資商品を販売した疑いがもたれています。

 

ここから学べることは「野村證券」という看板だけで人を信用してはいけないという事です。

 

世界最大の巨額詐欺事件

バーナード・マドフ事件

こちらは史上最大の巨額詐欺事件です。なんと被害総額は650億ドルと言われています。

 

大体7兆円くらいですね。被害にあったのは個人投資家だけではなく、BNPパリバや野村證券など著名な金融機関がいくつも並んでいました。

 

では、なぜこれだけの資金が集まったのでしょうか?

 

それはバーナード・マドフがNASDAQの会長だったからです。NASDAQはご存じの通りアメリカのベンチャー企業向けの株式市場です。

 

そこの会長と言われたら「看板」という意味では、「元野村証券」どころの話では一切ないですね。

 

信用するなという方が難しいかもしれませんが、やはり「看板」で判断してはいけないのです。

 

高利回りの源泉はやはりポンジスキーム

マドフも年10%といった高利回りを謳い、これを25年間も続けてきました。

 

運用の実態がどうだったかというとやはりポンジスキームなのです。マドフの場合は数兆円の規模でこれを行っており、数千億円規模の払戻にも応じていました。

 

こういった点が投資家からの信頼をつなぎとめた一因でもあります。ですが、ポンジスキームという事は実際には運用されていなかったわけです。

 

「マドフなら毎年10%の配当を出す運用をできるのだろう」

みんながそう思って投資の実態を見過ごし、安易に信じ込んでしまった訳です。

 

高利回りが確約される事はありえない。そういった投資は全て詐欺であると思ってください。

 

投資詐欺を見分ける方法

損をする可能性がある事

最後にどうやって詐欺を見分ければいいのか解説します。

 

まず一つ目は「損する可能性がある事」です。

投資というのはそもそも利益が出るかもしれないし損するかもしれないものです。

 

損しない⇨運用をしてない⇨詐欺

という図式です。

 

なので、「損をする可能性もある」と言われたらそれはまっとうな資産運用をしている商品なのです。

もちろん利益が出るかはまた別の話ですが、損をする可能性がある商品に投資するようにしましょう。

 

投資の実態がある事

続いて投資の実態がある事が大切です。具体的に何に投資をしているのか分かるものに投資をしましょう。

 

株式なら株式、債券なら債券、不動産なら不動産です。こういったシンプルな商品であれば分かりやすいと思います。

 

逆によく分からない事業投資なんかは止めましょう。

東南アジアのインフラ事業に投資する。中国の奥地で取れる香木に投資する。

 

本当かもしれませんが海外と言われてしまうと実態の確認のしようがないですよね?実態が分からない投資はしないようにしましょう。

 

まとめ

つらつらと書きましたが、今回取り上げたのは一例にすぎません。

 

いずれにせよ投資詐欺にあわないためには自分自身の知識を増やすことが大切です。

 

少しでもみなさんの勉強のお役に立てれば幸いです。それでは。

 

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