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たわらノーロードとは
「たわらノーロード」という投資信託をご存知でしょうか?
この「たわら」というちょっと引っかかる名前の投資信託が、今投資家の間で注目を集めています。
数千を超える日本の投資信託市場において、数あるランキングで軒並み上位に位置し、名実ともに優良ファンドとなっているのですが、この「たわらノーロード」は一体何が優れているのでしょうか?
その名の通り「ノーロード」であることも、もちろんこの投資信託の魅力ではありますが、投資信託の魅力を語る上でもっと重要なポイントを「たわら」は押さえています。
この「たわら」の持つ魅力について掘り下げていきたいと思います。
「たわら」って?
たわらノーロードの示す「たわら」は、お米や小麦、小豆などの穀物を入れる「俵」から来ているようです。穀物のように、豊かに育み、蓄えていくというコンセプトから来ています。ロゴも俵を3つ合わせたデザインとなっています。
ノーロードとは
「ノーロード」とは、投資信託を購入する際に必要な「購入時手数料」がゼロ(なし)のものを指します。
コストカットになるため、投資家にとって有利であり、証券会社によっては「ノーロード」に絞った銘柄検索ができるようになっているなど、投資信託選びの基準にしている人も少なくありません。
ただし、あくまでもゼロになるのは購入時の手数料のみであり、別途その他の費用が発生することに注意しなければいけません。
また、投資信託選びにおいて、手数料を基準にすることは、初心者が陥りがちな失敗パターンの代表例です。詳しくは以下の記事で解説しています。
「たわらノーロード」の優れている点は、決してノーロード(低コスト)というだけではありません。たわらが選ばれる3つのポイントを解説していきたいと思います。
ノーロードだけじゃない「たわら」の3つの強み
運用の質が高い
大前提として、「たわらノーロード」は運用の質が高く、パフォーマンスが優れています。
たわらの投資信託は、特定の指標に連動する「インデックスファンド」が基本ですが、いずれのファンドもインデックスに準拠した運用実績を残しています。
上記の2つは「たわらノーロード先進国株式」と「たわらノーロード日経225」の運用実績を示したものですが、いずれもベンチマークとしている指標にかなり近い推移を見せているばかりか、日経225に至っては、若干ベンチマークを上回るパフォーマンスです。
たわらノーロードを運用する「アセットマネジメントOne」社は、アジアでも最大級の運用資産を有する、まさに資産運用会社の最高峰です。
アセットマネジメントOne社そのものは、2016年10月に「DIAMアセットマネジメント」「みずほ信託銀行の資産運用部門」「みずほ投信投資顧問」「新光投信」が統合し発足していますが、その統合元を見れば、以下に規模・歴史・実績ともに十分な会社であるかは疑いの余地もないでしょう。
この会社が運用を担っているのですから、高いパフォーマンスが出ているのにも納得です。
信託報酬も安い
「たわら」の特徴として、もう一つ重要なポイントが「信託報酬(運用管理手数料)」の安さです。たわらは、ノーロードに限らず、その他の手数料も非常に安く設定されています。
「たわら」のように特定の指数(ベンチマーク)に連動するよう運用されるインデックスファンドを買う場合、代替品としてETFが考えられます。
ETFとは「上場投資信託」のことで、「インデックスファンドを買うくらいならETF」と言われるほどに、低コストで質の高い運用ができるとして人気の金融商品です。
※ETFについて、詳しくは以下の記事をご一読ください。
ETFの魅力は、なんといっても手数料の安さですが、「たわら」の投資信託はこのETFに匹敵する、あるいはそれ以上に安く手数料が設定されています。代表的なたわらの投資信託の信託報酬は以下の通りです。
ファンド名 | ベンチマーク | 信託報酬 | 騰落率 (直近1年) |
たわらノーロード 先進国株式 | MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) | 年率0.216% (税抜き0.20%) |
+8.49% |
たわらノーロード 日経225 | 日経平均株価(日経225) | 年率0.1836% (税抜き0.17%) |
+15.17% |
たわらノーロード 先進国債券 | FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース、為替ヘッジなし) | 年率0.1836% (税抜き0.17%) |
-2.54% |
たわらノーロード 国内債券 | NOMURA-BPI総合 | 年率0.1512% (税抜き0.14%) |
-0.43% |
たわらノーロード 先進国リート | S&P先進国REITインデックス(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) | 年率0.2916% (税抜き0.27%) |
+0.54 |
たわらノーロード 国内リート | 東証REIT指数(配当込み) | 年率0.27% (税抜き0.25%) |
+11.65% |
いずれのファンドも、信託報酬が0.2~0.3%前後と、一般的な投資信託はおろか、ETFと比較してもなんら遜色のない非常に低コストになっています。
名称にもなっている「ノーロード」に注目が集まりがちですが、それ以外のコストも非常に小さいのもたわらの優れているポイントです。
たくさんの種類から選べる
「たわら」が優れてる最後のポイントは、たわらには非常にたくさんの種類があるということです。
以下が、たわらのラインナップです。
たわらには「12種のインデックスファンド」と「15種のバランスファンド」があります。
出典:ラインナップ|たわらノーロード|アセットマネジメントOne
http://www.am-one.co.jp/pickup/tawara/lineup/
インデックスファンドは、先述の通り特定のベンチマークに沿った運用がされるものです。
一方のバランスファンドは、ベンチマークに頼らず、様々な資産を独自に組み合わせたポートフォリオによって、様々なニーズに対応した収益の確保を目指します。
出典:たわらノーロード最適化バランス 投資信託説明書(交付目論見書)
http://www.am-one.co.jp/fund/pdf/313155/313155_pr_d.pdf
自身で、インデックスファンドを自由に組み合わせてもよいですし、既に組み合わさっているこれらのバランスファンドから投資銘柄を選んだり、またこれらバランスファンドをさらに組み合わせて運用することができます。
一般的に、運用管理手数料(信託報酬)が高いとされるアクティブファンドですが、たわらに至っては、こちらも非常に低コストに設定されています。
例えば、「たわらノーロード 最適化バランス(安定成長型)」の信託報酬は、わずか年率0.54%(税抜き0.50%)です。
資産運用する上で、自身の資産状況の把握は非常に重要であり、様々なものにバラバラと分散させて投資してしまうと管理が大変になり、運用の質も低下してしまいます。
この「様々な銘柄に分散投資する」という運用のキモを「たわら」だけで完結できるというのは、投資家にとって非常にありがたいものです。
組み合わせてポートフォリオで運用する
このように
- 質の高い運用
- 信託報酬も安い(低コスト)
- 種類も豊富で分散投資も簡単
と、メリットずくめにも関わらず、"さらに"ノーロードだからこそ「たわらノーロード」は優れているのです。
ノーロードという目先のメリット以上にきちんと投資信託として重要なポイントを押さえています。
この「たわらノーロード」は、自身の運用プランに合わせて組み合わせることが重要ですが、「いきなり組み合わせろと言われても、どんなバランスにすればよいのかわからない!」という人も少なくないでしょう。
そんな方に向けて、たわらのHPでは、ロボアドバイザーによる簡単な診断ができるようになっています。
たわら(アセットマネジメントOne社)のロボアドバイザーによる診断「CAPTAIN One」では、以下の7つの質問に答えるだけで、あなたにあったポートフォリオを提案してくれます。
- 年齢
- 年収
- 投資期間
- 好みのリスク/リターンバランス
- 損失時の対応
- 投資の理解(知識)
- 積立投資の予定
これらの簡単な質問に答えるだけで、おすすめのポートフォリオを知ることができます。ちなみに私の場合は、以下の通りでした。
リスク強度のバランスから、具体的なポートフォリオに限らず、その運用をした場合の過去の実績や将来の見込みまで知ることができます。
たわらで運用したい人も、そうでない人もまずは無料診断から始めてみてはいかがでしょうか?
また、当サイトではたわら以外にも様々なファンドを評価・分析しており、おすすめファンドをランキング形式で紹介しています。興味のある人はぜひ参考にしてみてください。