今日は3,000万円を運用する方法について解説していきたいと思います。

 

まず、運用をするに当たって最も大切なのは、ターゲットを決めることです。ターゲットというのは、具体的に以下の2点です。

1)いつまで運用するのか

2)その時までに資産をいくらにしておきたいのか

 

運用というのは闇雲にとにかく投資をすればいいというものではなく、このターゲットにそって、狙いを定めて適切な投資先を選んでいく活動です。

 

極端な話、100万円を元手に10日後に1,000万円を目指すのであれば、とてつもなくレバレッジをかけたFXでの博打的投資すらも適切な投資になりえるということです。

 

今回のターゲット

今回、3,000万円という資金を元手に、10年間でこれを5,000万円まで増やすことをターゲットとしたいと思います。

 

イメージとしては50歳までサラリーマンをしてコツコツと資金を貯め、この資金を定年を迎える60歳までに5,000万円まで増やそうという人が当てはまります。

 

老後資金は最低でも5,000万円、出来れば8,000万円程度あると望ましいと言われておりますので、まさにこのようなターゲットを設定する人は日本に数多くいることだろうと思います。

 

さて、まずはこのターゲットに向かって資産運用をする場合、どのような利回りを狙って行くのが正しいか算出しましょう。

 

年率 3%での運用

年率 3%
0 年間 3,000 万円
1 年間 3,090 万円
2 年間 3,183 万円
3 年間 3,278 万円
4 年間 3,377 万円
5 年間 3,478 万円
6 年間 3,582 万円
7 年間 3,690 万円
8 年間 3,800 万円
9 年間 3,914 万円
10 年間 4,032 万円

 

まず年率3%で3,000万円を運用した際の、10年後の資産額がこちらです。

3%での運用というのは非常に低いリスクで実現可能なのですが、10年後に5,000万円という目標数値には達していません。

 

運用というのはあくまでターゲットにそって戦略を練るものであり、安全であれば良いというものではないのでこの3%という利回りよりは高い利回りを追求する必要がありそうです。

 

年率6%での運用

年率 6%
0 年間 3,000 万円
1 年間 3,180 万円
2 年間 3,371 万円
3 年間 3,573 万円
4 年間 3,787 万円
5 年間 4,015 万円
6 年間 4,256 万円
7 年間 4,511 万円
8 年間 4,782 万円
9 年間 5,068 万円
10 年間 5,373 万円

 

次に、年率6%で運用した際の10年後の結果がこちら。

10年の運用で5,373万円と、目標としていた数値を達成することが出来ました。

 

また、年率6%というのは適切な投資先を選定すれば大きなリスクなく達成できるレンジであり、そういう意味でも非常に良い狙いです。

 

年率10%での運用

年率 10%
0 年間 3,000 万円
1 年間 3,300 万円
2 年間 3,630 万円
3 年間 3,993 万円
4 年間 4,392 万円
5 年間 4,832 万円
6 年間 5,315 万円
7 年間 5,846 万円
8 年間 6,431 万円
9 年間 7,074 万円
10 年間 7,781 万円

 

最後に、参考まで年率10%で運用した場合を載せておきます。

やはり複利の効果は凄まじく、10%で10年間運用することで3,000万円の元手が実に7,000万円以上にまで膨れ上がります。

 

ただし、だからと言って10%を目指せばいいというものではありません。

大切なのは元々のターゲットを達成することであり無闇に資産を増やすことではないからです。

 

10%以上の利回りの運用というのは、1年間であればまだしもプロの投資家でも長年に渡って達成することは容易ではありません。

つまり相応のリスクが付いて回るということです。

 

今回、ターゲットを達成するために狙うべきは6%程度の利回りだということが分かります。

 

 

3,000万円を6%で運用するにあたっての投資先とは?

では年率6%という明確な狙いができたので、ここから具体的な投資先を考えていきます。

 

3,000万円という資金を6%で運用するに当たっては、いくつかの投資先が考えられます。

 

 

ダメな投資先:投資信託、日本国債、銀行預金、外貨(FX)、不動産、その他投機色の強い金融商品(仮想通貨等)

まずはオススメできない投資先を、その理由と共に解説します。

 

以下のような投資先はやめた方が良いでしょう。

 

投資信託

まず投資信託のほとんどがマーケットに負けてしまっているという点が見逃せません。

手数料を含めて考えると、投資家目線での利回りは9割の投資信託が市場平均に劣るというデータが出ています。

 

その上、日本では投資信託の数が増え過ぎて、良い投資信託を選ぶのも難しいというのが問題です。

特に人気になっているテーマ型投信等にはダメなものが多く、いずれにしても投資先としては非常に見落としする選択肢です。

 

日本国債

日本国債はやはり利回りの低さが問題です。

10年ものの国債で利回りは0.1%と、「ほとんど増えない」投資先となっています。

 

それでも日本国債を買っている機関投資家や企業、国があるわけですが、それは個人の投資家とは違う状況によるものです。

資産を増やそうと思っているのであれば、個人投資家の目線で、日本国債を買う選択肢はありません。

 

銀行預金

銀行預金も、国債と同様利回りに大きな問題があります。

ネット銀行は金利が良いなどと謳っていますが、正直0.001%が0.1%になろうと、ほとんど変わりません。

6%程度の利回りを狙っている今回の場合、普段の生活に必要な以上の資金を銀行預金させておく選択肢は絶対に有り得ません。

 

外貨(FX)

外貨を持つ人がよくいるのですが、これも良い選択肢とは言えません。

まず株式等と違い、外貨というのはゼロサムゲームといって勝つ人の勝ち分と、負ける人の負け分が全く同じになっているマーケットです。

 

市場全体の富が増えていくわけではないので、とにかく為替マーケット参加者を出し抜き続ける不断の努力が求められるのです。

その上、各種外貨の勝ちは様々な要因に連動して上下しますので、情報収集能力や、あとは運も必要です。

 

確実に資産を増やしたいという今回の資産運用には不適当と言えます。

 

不動産

不動産は投資自体でみれば悪いものではないのですが、不動産で儲けようと思うのであれば不動産投資に専念すべきです。

というのも不動産というのは良い物件に巡り会うことに対して相当な努力が必要だからです。

 

本業がある状態で、片手間でやっても大した利回りが得られません。

今回、本業がまだある方を想定しての運用であり、不動産に専念しのめり込んでいくという想定ではありませんので、この投資先は選択肢から外れます。

 

その他投機色の強い金融商品(仮想通貨等)

仮想通貨をはじめ、世の中には「儲かるぞ!」と謳う投資商品がくさるほどあるのですが、これらはもちろん、選択肢に入りません。

良い話には裏がある、と言いますが投資の世界では、本当に良い話には裏があります。

 

簡単に儲かりそうな投資先は、もうそれだけで投資先として問題があると決めつけてしまっても良いものだと思います。

 

 

良い投資先:米国債、ヘッジファンド

次に、6%程度の利回りを10年間に渡って出そうと思った場合にオススメな投資先が以下です。

 

米国債

まずは米国債です。

これは債券という商品の特徴上、リスクが低くかたい運用が出来るという意味で取り入れても良い投資先と言えます。

 

ただし、2019年現在、米国債10年ものの利回りは2.2%と一昔前に比べて下がってきてしまっているのも事実。

全てのポートフォリオを米国債にしても、ターゲットである6%の運用には到達しないのでそこは注意しておきましょう。

 

また、米国債を購入する場合には為替のリスクをとってしまっている点にも注意です。

できる限り円高のタイミングを見計らって米国債を買うようにしないと、為替の損で米国債の利回りを帳消しにしてしまう可能性もあります。

 

一般的に円高に振れてきている、というタイミングを見計らって、一定の金額の米国債を保有するのは悪くない選択だと思います。

 

ヘッジファンド

3,000万円という大きい資産を投資するに当たっては、富裕層向けの金融商品を使うというのも手です。

 

ヘッジファンドは、通常1,000万円以下の投資を受け付けないということで敷居が高い投資先ですが、このような大きい金額を投資するには良いオプションとなるでしょう。

 

ヘッジファンドの良い点は、運用しているファンドマネージャーが本物の投資のプロである点です。

投資信託ではファンドマネージャーといっても普通のサラリーマンなので、投資における実力という意味ではヘッジファンドと大きな開きがあります。

 

また、一般的にヘッジファンドではファンドマネージャーが顧客の資産のみならず自らの資産も、社員の資産もファンドで運用します。

顧客と、運用者が、売り手と買い手という立場でなく、同じ目線でファンドの運用を見ることが出来るというのもヘッジファンドの良さです。彼らも必死にやるので信頼感があります。

 

問題点としては、ヘッジファンド自体が広く日本に知れているわけではないので、ヘッジファンドに関わる情報が少ないという点です。

ヘッジファンドに出会う方法や、投資する方法など、ある程度は自分で動かないといけないのはヘッジファンド投資における難しいポイントでしょう。

 

まとめ

以上、今回は3,000万円を10年間で5,000万円まで増やす投資について解説しました。

 

今回紹介したヘッジファンドといった富裕層向けの投資を含め、1,000万円以上の資金に関するおすすめの投資先については以下のリンクでまとめてありますので、参考にしてみて下さい。

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