一昔前ではヘッジファンドとはごくごく一部の富裕層の間でのみ話題になる資産運用機関でしたが、最近では富裕層までいかなくても高所得者層くらいの間でもヘッジファンドの話題が聞かれるようになりました。

 

恐らく要因としては、日本でもいくつか有望なヘッジファンドがでてきたことや、それら新鋭ファンドの最低投資額が1,000万円程度と比較的手の届きやすい価格帯になっていることでしょうか。

 

とはいえ、まだまだ欧米のように一般的な選択肢と呼べるほどメジャーではありませんので、今回はこれらヘッジファンド投資の初心者にむけた記事を書いていきたいと思います。

ヘッジファンドへ投資をしようと思った際に気をつけるべきポイントを、5つ、まとめました。

 

1:ヘッジファンドの最低出資額を確認する

まずは、これが重要です。

ヘッジファンドは、投資信託などと違い投資をするに当たってある程度の資金規模が必要になります。

最低投資額のハードルの低いところでも1,000万円程度は必要になってきますので、出資をする前にどの程度資金が必要か確認をしておくと良いでしょう。

 

ファンドによっては、最低投資額を下回る資金しか用意できなかったとしても事情を話せばオッケーとしてくれる場合もあります。

私の知人でも、最低投資額1,000万円とされているファンドへ、700万円程度から投資をさせてもらっている人もいました。

投資の資金についてはは柔軟に対応してくれる場合もあるので、資金が足りないという場合にも一応相談をしてみると良いでしょう。

 

2:ヘッジファンドの流動性(解約方法)を確認する

次に大切なのは、こちらのポイント。

ヘッジファンドというのは、比較的、流動性の低い金融商品となります。

投資信託などであれば、解約の申し出から数時間以内で現金化することができますが、ヘッジファンドは通常年に数回しか出金(現金化)できるタイミングがありません。

引き出しができるタイミングはヘッジファンドによりけりなので一概には言えませんが、長くロックアップ期間をもうけているファンドでは投資から最低でも3年間は引き出せない、というようなファンドもあるくらいです。

 

ヘッジファンドがこのようにロックアップ期間を設けているのは、ファンドとして投資できる金額が変動すると戦略が成り立たなくなるからです。

このため、特に株式の〜%以上を取得して経営権を取得していく、というようなアクティビスト投資を行う投資の場合にはロックアップ期間が長くなる傾向にあります。

 

まずは、投資家目線での出金がどのくらいの頻度でできるのかヘッジファンド側によく確認した上で、いざとなったときに必要になる現金については手元に残しておくようにするとよいでしょう。

 

ただ、そもそもの前提としてヘッジファンドは年に何回も出し入れするようなタイプの投資商品ではないので、一度投資をするとなったら数年間は放置するような心づもりで投資をするのがオススメではあります。

 

3:ファンドマネージャーの実績を確認する

次に、ファンドマネージャーの実績を確認しておくとよいでしょう。

ごくまれにですが、ろくな経験もないマネージャーがなんちゃってファンドを立ち上げている場合もあります。

ファンとして応援するならよいですが、大きな金額を預けるに当たってはやはり運用者の実力が大切になりますので、ファンドマネージャーがこれまでどのような経験を経てきているのか、運用したファンドはどの程度の利回りだったのか等をよく確認するようにしましょう。

 

ファンド自体の利回りを確認するのも良いですが、直近で上がっていようと下がっていようと、ファンドがこれから上がるかどうかまでは実績を見ても分からないものです。

 

長期的な未来に対して最も影響を与えるのは、意思決定をする最高責任者の能力や資質の方なので、人にフォーカスしてチェックをおこなうのがおすすめです。

学歴、社歴、ファンド経験歴、ファンドを始めたきっかけ、人柄、等々をよく聞いておくようにすると良いでしょう。

 

4:ファンドの戦略を確認する

ファンドマネージャーの人となりや実力がある程度分かれば、次に当該ファンド自体の戦略を確認しましょう。

ヘッジファンドには、ロングショート戦略、マネージドフューチャー戦略、グローバルマクロ戦略、ディストレス戦略、グロース株戦略、バリュー株戦略、アクティビスト投資、プライベートエクイティ投資、イベントドリブン投資、、、と様々な戦略があり、多くのファンドはこれらを複合的に用いながら運用を行っております。

 

恐らく専門的なことを根掘り葉掘り聞いても完全に理解するのは難しいでしょうから、ざっくりとした戦略と、どの程度のリスクリターンを見越しているかだけを確認しておくと良いでしょう。

 

リスク側に関しては、特にどの程度レバレッジをかけて投資を行うかを聞いておくことは重要です。

4倍、5倍のレバレッジをかけて強気に投資をしていくようなファンドは、どちらかというと投資というより投機という側面が強くなってきますので、資産運用には向かない投資になります。

レバレッジをどの程度かけているか、今後かけていく予定か、は確認しておきましょう。

 

とはいえ、戦略というのはファンドマネージャーが状況に応じて柔軟に決めていくものなので、本質的にはやはり直近で採用している戦略よりもファンドマネージャー自体の能力値の方が大切なのです。

よって、ファンドマネージャ―についてよく聞いた上で、戦略については参考程度に確認しておくのが良いのではないかと思います。

 

5:契約方法・送金方法について確認する

契約の方法ですが、こちらもヘッジファンドによって違いますので、投資前に確認しておきましょう。

一般的には、投資家(出資者)とヘッジファンドが個人で契約をむすび、指定の口座に振り込んで運用開始、となります。

契約書を全て読むのは骨が折れますが、大事な部分だけはファンド側に質問をするようにしましょう。

また、ヘッジファンドの場合はタックスヘイブンに本社を置いている場合もおおく、その場合は海外への送金が必要です。

送金の具体的な方法についても、よく確認しておいた方が良いでしょう。

 

 

以上。

今回はヘッジファンド初心者にむけた注意点を書きました。

ヘッジファンド含めたおすすめの投資先を以下にまとめていますので、もし興味ある方はそちらもご覧頂ければと思います。

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