目次
新興国投資は大儲けできる可能性がある
新興国への投資が最近人気を集めています。
今後の発展と、大きな経済成長が期待できる新興国への投資は、将来的に大きなリターンが期待できるためです。
国の経済が成長していけば、株式市場全体も成長していきます。
最近の日本では株価も上がったり下がったりしていますが、 バブルまでは成長一直線でした。
出典:日経平均株価:チャート 1日、5日~30年長期推移まで | 投資の森
https://nikkeiyosoku.com/chart/
1970年時点では2,000円前後だったものが、1989年には3万8,000円ほどまで上昇しています。その上昇率はなんと19倍です!
このように、"これから"成長する国や、その地域の企業に投資することで、経済成長に合わせて大きな株価の上昇も期待できます。
そのため、これからの経済成長が期待できる「新興国」への投資に期待が高まっているのです。
「これから経済成長する新興国に投資する」
これが今後のトレンドとなるかもしれません。
新興国への投資はファンドを活用するのがおすすめ
このようにリターン面で魅力がある新興国投資ですが、一方で、先進国や日本国内への投資とは違う難しさがあります。
日本国内の会社の株式に投資がしたいのであれば、証券会社に口座を開設すれば、そこから売買の注文を出すことができます。最近は、ネット証券なども普及してきており、口座開設のハードルも下がっているので、誰でも比較的簡単に投資ができると言って差し支えないでしょう。
このように、日本国内への投資は簡単ですが、海外の、特に「新興国」の株式に投資をする場合は、そうはいきません。
海外の株式を取り扱っている証券会社もありますが、海外株式用の口座をさらに開設する必要がありますし、各外国通貨に両替し、現地通貨での取引をしなければいけません(一部、日本円で投資できるものもあります)。
そこまでしても、そもそも自分の投資したい株式を取り扱っていないかもしれません。
外国株式の取り扱いが増えてきているとはいえ、アメリカをはじめとした先進国が中心になりますし、もちろん全ての株式に投資できるわけではありません。
新興国ともなれば、直接投資するのほぼ不可能だと考えてもよいでしょう。
そこで、役立つのが投資信託やヘッジファンドに代表されるような「ファンド」です。
新興国に投資する、国内のファンドを経由することで、比較的簡単に思い思いの新興国に自由に投資することができます。
では、具体的なファンドを3つ厳選して紹介していきましょう。
新興国ファンドおすすめトップ3
第1位 投資信託の1歩先を行きたいあなたに「フロンティアキャピタル」
新興国への投資を考えている方に、最もおすすめできるのは「Frontier Capital(フロンティアキャピタル)」です。Frontier Capital(フロンティアキャピタル)は、2018年に設立された、新興国への投資に特化した、国内唯一のヘッジファンドです。
Frontier Capital(フロンティアキャピタル)最大の強みは、新興国の中でも特に、イランに特化している点でしょう。
中東にあるイランは、ドバイを有するUAEと並んで今後世界の中心に位置し、大きな経済成長の可能性を秘めている国でありながら、日本から投資することはほとんどできません。
アメリカからの経済制裁も解除される今、まさに最注目の投資先と言えるでしょう。
そんなイランへの投資に特化しているのが、Frontier Capital(フロンティアキャピタル)です。独自に開拓した、現地とのパイプを活かし、生の情報を駆使して投資していると言います。
漠然と新興国に投資するのではなく、さらにその中で厳選した企業に投資し、より高い成果を追求しているようです。
私募であるヘッジファンドのため、最低出資金(1,000万円程度)の高さというハードルもありますが、それ故に他にはないオンリーワンの魅力があるといって良いでしょう。
第2位 初心者におすすめ「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」
第2位は初心者でも比較的簡単に手を出すことができる、楽天・新興国株式インデックス・ファンドです。
こちらは楽天を通すことで、バンガードという世界第第九のアメリカのファンドに簡単に出資できるようにした投資信託です。
出典:投資信託説明書(交付目論見書)|楽天・新興国株式インデックス・ファンド
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/scr/common/display.asp
楽天・新興国株式インデックス・ファンドには
- 手数料が安い
- 約4,000銘柄に分散投資
という特徴があります。
ファミリーファンド形式(対象のファンドを経由して、マザーファンドを通じ間接的に運用する投信)のため、二重の手数料が発生してしまうという欠点はありますが、それでも年間0.26%程度と非常に低く抑えられています。
また、この投信一つに投資することで数千もの企業の株式に分散投資する効果も得られます。
そのため、リスクヘッジの効果もあり、マーケットそのものにきちんと連動した運用成果が得られるでしょう。
「新興国について詳しくは分からないが、手数料を抑えて広く分散して投資したい」という初心者の方には、「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」がおすすめです。
第3位 しっかり新興国を狙うなら「野村インド株投資」
最後にオススメするのが「野村インド株投資」です。
この銘柄は「インドに対象を限定し、銘柄数も約40と集中して投資する」投信です。投資先を限定することで、より積極的なリターンを追求していきます(その分リスクも高くなりますが)。
実際の成績を見てみましょう。
出典:NOMURAマンスリーレポート|野村インド株投資
https://www.nomura-am.co.jp/fund/monthly1/M1140341.pdf
設定来で267.6%と大きな成長を見せていますが、2008年頃には基準価格が約1/3になるなど大きく下落する年もあるようです。
「多少のリスクは覚悟で大きな利益を狙っていきたい」という方におすすめの投資信託です。
まとめ
新興国に投資したいのであれば、ファンドを活用しないてはありません。
特に、Frontier Capital(フロンティアキャピタル)のようなヘッジファンドは、現地の経済に精通した投資のプロに運用を任せることができるため、自分自身で投資する以上のリターンが期待できます。
ただし、一つ気をつけなければならないのは、新興国への投資はハイリスクハイリターンであり、経済動向も不安定になりがちということです。
中長期的には大きく成長する可能性があっても、短期的に大きく乱高下するリスクも孕んでいます。
運用を検討する際には、長い期間預けていられるような余剰資金とし、含み損が出ても放置できるよう、無理のない範囲で投資することをおすすめします。