【総合評価】堅実で着実に成長する人気ファンド
今や人気No.1とも言えるひふみ投信ですが、「守りながら増やす」をモットーに、着実な実績を積み上げる運用をしています。
「守りながら〜」などと聞くと、減らないかわりにほとんど増えないような印象も受けますが、年平均で15~20%程度の十分すぎる実績を記録しています。
定性・定量の両面からの分析をベースにしていることに加え、カリスマトレーダーとして名高い藤野英人氏が代表兼CIO(最高投資責任者)を務めていることも、同ファンドの実績に繋がっているでしょう。
ひふみ投信の特徴
手数料の設定や積立投資の制度など、一般的な投資信託と比較して特別なことが少なく見えるひふみ投信ですが、主要な投資対象としている企業に特徴があります。
CIOである藤野英人氏の投資哲学に寄るところが大きいようですが、ひふみ投信では日本の中小企業を中心に投資しており、投資を通じた社会貢献も重視しています。
また、投資家の感性を重視し、数字だけに表れない定性的な情報によって評価しているようです。
この投資哲学によって高い実績が出ているのですから、藤野氏の投資家としてのセンスが多分に発揮された結果だと言えるでしょうし、簡単に他のファンドが似たような運用をできるとも考えられません。
ひふみ投信最大の特徴は藤野氏と言っても過言ではないと思います。