はじめに
年金問題をはじめ、個人レベルでの資産運用の必要性が高まってきています。
「定年退職するまで終身雇用でしっかりと働き、老後は年金をもらっていればOK」という時代は終わりました。
政府も「貯蓄から投資へ」をキーワードに、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などの制度を充実させ、多くの人が投資をしやすいよう後押しをしています。
実際に、投資・運用を始める人の数か激増しており、令和の時代に突入し、証券会社の口座開設数は過去最高を記録しました。
PCやスマホさえあれば、ネット証券で口座を開設し、誰でも家にいながら投資をすることができますし、LINEでミニ株を購入することも、ポイントを投資に回すこともできます。
資産運用はもはや特別なものではありません。
誰もが金融のリテラシーを高め、投資に対する理解を深めるべき時代になりました。
資産運用の重要性について
資産が1億円を超えると、いわゆる「富裕層」「億万長者」と言われます。
ほとんどの人にとって自分には縁のないもの、雲の上の存在と思ってしまうかもしれませんが、近年、日本でもこの富裕層に該当する人が増えてきています。
出典:ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1
野村総合研究所(NRI)の調査によると、富裕層と超富裕層を合わせると126.7万世帯に上ることが分かります。上記の世帯数は全部で5,372.3万世帯ですので、全体の2.4%が富裕層なのです。
実は、あなたもそれなりの貯金を蓄えていらっしゃいませんか?
ですが、そんな富裕層の方々ですら、投資に関する知識が乏しく、きちんと資産運用ができていないのが、日本の悲しい現状です。
ですが、仮にこの方たちが「1,000万円」を元手に資産運用をしてみたらどうなるでしょう?
仮に、年利8%で運用したとすると、次のように資産は増えていきます。
経過年数 | 初年度 | 1年後 | 5年後 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
資産 | 1,000万円 | 1,080万円 | 1,469万円 | 2,159万円 | 4,661万円 | 1億円超 |
きちんと福利で運用することができれば、資産は雪だるま式に増えていきます。
決してリスクをとった無理な運用をしなくても、堅実で着実に運用するだけで将来の資産の額には雲泥の差が出てしまうのです。
しかし、運用をしなければ、1,000万円は1,000万円のままです。
将来のことを考えたときにも、いち早く資産運用を始めることがいかに重要かがわかります。
当サイトについて
「投資は特別なモノではない」
たしかに、パソコンやスマホが1つあれば簡単に投資を始めることができるようになりましたし、100円から投資できるミニ株のような金融商品も増えてきています。
しかし、「投資を始めやすい=誰でも簡単に儲かる」というわけではありません。
むしろ、この「投資ブーム」をビジネスチャンスと捉え、素人をカモにするような、粗悪な金融商品も数多くばらまかれています。
投資信託やラップ口座などはその代表格でしょう。
もちろん株式投資やFXは、いつの時代も難しいことに変わりはありませんし、仮想通貨のような新しい金融商品はまだまだ投機色が抜けません。
投資が難しいことは、まだまだ変わりありません。
特に、「金融リテラシーが低い」と言われている日本人にとって、これは非常に厳しい問題です。
そんな「投資に興味はあるけれど、どうしたら良いかわからない」という運用初心者の方たちに向けて、当サイト『資産運用の入門ブログ』では、基本的な考え方から、銘柄選びのポイント、おすすめの投資先まで、幅広い情報を提供していきます。
もちろん、初心者の方々だけでなく、運用経験者の方々にも参考になるような、より深い分析・考察についても情報発信していければと思います。
誰しもに資産運用が求められる時代の教科書になるべく、より多くの方に有意義な情報を投資のプロの視点から提供していければと思います。
コンテンツ紹介
投資信託について - 意外な問題点 -
投資・運用と聞いて、最初に思い浮かべるものに「投資信託」があります。
「分散投資で低リスク」「プロにお任せ」「手数料が安い」「少額からスタート」などと耳障りのよい言葉で巧みにPRしており、ついつい手を出してしまう投資初心者が多いのですが、実は投資信託には「絶対に手を出してはいけない!」と言われるほどの隠れた問題点があります。
メジャーでありながら決しておすすめできない、投資信託の隠れた問題点については以下の記事で詳しく解説しています。
人気投信の評価・解説
巷で人気の銘柄について、以下の記事で詳しく解説しています。
話題の投資信託は本当におすすめなのか?投資する価値はあるのか?1つ1つわかりやすく掘り下げているので、ぜひ銘柄選びの参考にしてみてください。
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ヘッジファンドについて
株や投資信託での運用が難しい中、今最も注目をされているのが「ヘッジファンド」を活用した資産運用です。
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注目ファンド徹底分析
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おすすめファンドランキング
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